【最新研究】頭皮の「エンテロコッカス菌」が薄毛・白髪・抜け毛を進行させる?― 植毛後の頭皮環境にも関係する「常在菌バランス」の真実 ―

基礎知識

エンテロコッカスとは?「老化菌」とも呼ばれる存在

最近の毛髪サイエンスの世界では、「エンテロコッカス」という菌が注目されています。
この菌は、私たちの頭皮にわずかに存在する常在菌の一種

若い頃には少ないのですが、加齢とともに増えていくことがわかっています。

研究によると、20代ではわずか3%ほどしか存在しなかったエンテロコッカスが、
50代になるとなんと約9割の頭皮から検出されるという結果も。

この菌が増えると、頭皮で活性酸素過酸化水素といった老化物質が生まれやすくなり、
炎症や酸化ダメージを引き起こすリスクが高まります。
それが長期的には、薄毛・白髪・抜け毛の進行につながる可能性があるのです😱💦

「いるだけ」で悪さをする?エンテロコッカスが及ぼす影響

エンテロコッカス菌が厄介なのは、「いるだけで頭皮環境を乱す」点です。
この菌は代謝の過程で酸化物質(水素など)を生成し、それが頭皮に酸化ストレスを与えます。

その結果──

  • 頭皮の炎症

  • 皮脂の酸化

  • 毛根周囲の老化促進

といった現象が起こり、抜け毛・薄毛・白髪の進行を後押ししてしまうのです。

まさに「老化菌」と呼ばれる理由はここにありますΣ(・ω・ノ)ノ!

 実は「顔のシワ」にも関係していた!

面白いことに、このエンテロコッカスは顔のシワやたるみにも関係していることがわかっています。
顔の皮膚と頭皮は一枚でつながっており、頭皮環境が悪化すればその影響は顔にも現れます。

研究では、エンテロコッカスが多い人ほど、肌のキメが乱れ、シワが深い傾向にあったといいます。
つまり、「髪の老化」「肌の老化」は同時に進行しているということ。
頭皮ケアは見た目年齢を左右する重要な要素なのです。

常在菌バランスを整えるには?pHコントロールがカギ

頭皮の健康を守るために重要なのは、菌を「減らす」ことではなく、
善玉菌と悪玉菌のバランスを保つことです。

頭皮は本来「弱酸性(pH4.5〜5.5)」に保たれていますが、
強い洗浄剤を使いすぎるとアルカリ性に傾き、悪玉菌が増殖しやすい環境に。
一方で、pHを弱酸性に戻すようなシャンプーやケアを取り入れることで、
常在菌バランスが整いやすくなります。

 新発見!「リシン」「フィチン酸」が頭皮菌バランスを整える

毛髪サイエンスの新しい研究では、

  • 「リシン(アミノ酸の一種)」

  • 「フィチン酸(植物由来の抗酸化成分)」

が、頭皮常在菌のバランスを整えるうえで有効であることがわかっています。

これらを含むスカルプケア製品やサプリメントを取り入れることで、
**菌バランスの整った“健やかな頭皮環境”**を維持しやすくなると考えられています。

植毛後の頭皮ケアにも「菌バランス」が大切

植毛後の頭皮は、炎症や皮脂バランスの乱れが起こりやすい状態です。
このときに常在菌バランスが崩れると、移植毛の定着率にも影響を与えかねません。

  • 強すぎるシャンプーを避ける

  • 抗菌作用の強いローションの使いすぎに注意

  • 弱酸性のスカルプケアで頭皮環境を整える

これらを意識することで、植毛後の毛根を守り、長く健康な髪を育てる土台が作れます。

 まとめ:頭皮の「菌バランス」が髪の未来を決める

エンテロコッカス菌は、加齢によって増える「老化菌」。
放っておくと、酸化ストレスを引き起こし、髪や肌の老化を加速させます。

しかし、頭皮を清潔に保ち、pHや菌のバランスを整えることで、
「抜け毛・白髪・薄毛を防ぎ、美しい髪を育てる環境」を取り戻すことができます。

植毛をされた方も、これから検討している方も、
“菌バランス”という新しい視点からの頭皮ケアをぜひ取り入れてみてください。

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