髪の毛の構造を知ることが、AGA理解の第一歩

AGA(男性型脱毛症)の話をする前に、まず
「髪の毛がどのように生えているのか」
を理解しましょう!
髪は、頭皮の下にある「毛根」から生えています。
毛根の奥には“毛球”と呼ばれる球状の部分があり、ここに毛母細胞と毛乳頭細胞が存在しています。
この毛母細胞が分裂・成長を繰り返すことで、髪の毛が上へと伸びていきます🌱
その毛根全体を包み込んでいるのが**毛包(もうほう)**という構造で、毛包の健康が髪の生命線とも言えますヽ(^o^)丿✨
髪は永遠に生え続けるわけではない

髪の毛には「毛周期(ヘアサイクル)」と呼ばれる生え変わりのリズムがあります。
1本の毛は「成長期 → 退行期 → 休止期」を経て自然に抜け落ち、新しい毛がまた生えてくるというサイクルを繰り返しています。
このサイクルは通常、1本あたりおよそ30回ほど繰り返されると言われています。
しかし、AGAが進行するとこのサイクルが乱れ、成長期が短くなることで細く短い毛しか育たなくなってしまいます。
結果的に、髪全体のボリュームが減って見えるようになるのです😢
AGAは「悪玉男性ホルモン」が原因

では、なぜAGAが起きるのでしょうか?
その鍵を握っているのが「DHT(ジヒドロテストステロン)」という物質です。
男性ホルモンの一種であるテストステロンが、体内の「5α還元酵素(リダクターゼ)」という酵素と結合することで、DHTに変化します。
このDHTが毛根内の「男性ホルモン受容体」に結合すると、髪の成長を抑制するシグナルが出されてしまうのです。DHTは「悪玉男性ホルモン」とも呼ばれています👿
結果として、毛母細胞の働きが弱まり、髪が細く・短く・抜けやすくなります💦
🌟 DHTの作用をブロックするのが、AGA治療薬「フィナステリド」「デュタステリド」です。
AGAは遺伝するのか?

よくあるのが「AGAは遺伝しますか?」という質問です💡
結論から言うと、遺伝的要素はあります😨
特にDHTを作り出す「5αリダクターゼ」の活性の強さや、ホルモン受容体の感受性は遺伝的に決まっているため、父方・母方どちらかに薄毛の家系があると、発症しやすくなる傾向があります😢
ただし、「遺伝=必ず薄毛になる」というわけではないのでご安心を!!
食事・睡眠・ストレス・頭皮環境といった生活習慣も、AGAの進行に大きく関係します。
遺伝的リスクを持っていても、早めのケアと正しい治療で進行を抑えることは十分可能なんです✨
AGAは黄色人種に多い?

興味深いことに、研究によると黄色人種(日本人を含むアジア系)にAGAが多いとされています。
その理由のひとつは、肌色と髪色のコントラストの差。
黒髪が目立つ分、薄毛が進行したときにより顕著に見えやすい傾向があります。
また、欧米人に比べて頭皮がやや硬く、血流が滞りやすいという特徴も、AGAの進行に関与していると考えられています。
まとめ:AGAの理解が、正しい治療への第一歩
AGAは「男性ホルモン」と「遺伝」「生活習慣」が複雑に関係して起こる脱毛症です。
決して恥ずかしいものではなく、医学的に解明された“体の仕組み”の一部です。
大切なのは、
・焦らず早めに専門医に相談すること
・生活習慣や頭皮環境を整えること
・継続的な治療で「髪を育てるサイクル」を取り戻すこと!日々のシャンプーも大切!
この3つを意識することで、髪の未来は大きく変わりますよ✨
がんばっていきましょうヽ(^o^)丿✨